MERO THE KILLER

展示と映画と日常ちゃん

絵が描けなくなった話

2017年4各国国際交流展、ありがとうございました。

私は写真を展示しましたが、本当は絵を展示する予定でした。

先日、このクソみたいな世の中で生きていく上で必要にしていたもの(何とは言いませんし、詳しくも書きませんが)を全て消えてしまい、世界が真っ白になりました。比喩などではなく、なにを食べても味がしない、大好きな音楽もなにを聞いても聞こえない、涙が止まらないし、一歩でも外に出るとパニックになってしまい、ギリギリ人としての形を保ったまま、生きていました。それを生きていると言っていいのかはわかりませんが。

その中、展示をすることになって久しぶりに絵を描こうと思って筆を取ったら、手が痙攣してどれだけ力を入れても頭の中にある想像とは全く別の、ヨレヨレの線が紙の上に増えていくだけでした。

 

「終わった」と思いました。なにがかはわからないけどただひたすら「終わった」と。

ただ、私はめちゃくちゃに負けん気が強いので どうしてでも描いてやると、左手で右手首を握って無理矢理線を引き続けましたが、このペースでは展示に間に合わないということで、以前撮っていた写真に展示内容を変更しました。

 

今、私の手元にあるのは描きかけの形にもなっていない絵と、敗北です。

 

口下手で文章も苦手で曲も作れないし写真も下手な私は、このまま絵を描こうという意志は捨てずにいようと思っています。

ちょっとずつ、落書きとかからはじめてリハビリをしていこうと思っています。

 

だから私をあたたかく見守ってください。とかじゃなくて、これは私のただの決意表明です。